1999-12-08 第146回国会 参議院 予算委員会 第4号
だから、核均衡論じゃないんですよ。核均衡ではなくて、最終的には核を廃絶をするんだというのが自社さ政権の方針だったんです。もし、今の三党でそういう発想がちゃんとあって確認されていれば、西村さんのような人を就任させるはずないじゃないですか。総理、どうですか。
だから、核均衡論じゃないんですよ。核均衡ではなくて、最終的には核を廃絶をするんだというのが自社さ政権の方針だったんです。もし、今の三党でそういう発想がちゃんとあって確認されていれば、西村さんのような人を就任させるはずないじゃないですか。総理、どうですか。
というようなパンフレットの文章がございますけれども、実際にはなお書きで、核均衡論、抑止論によってなかなか難しいというようなことも書いております。しかし、これでいきますと、訴えているけれども難しいんじゃなくて、なお訴えていかなきゃならないという立場にさらに突っ込んでいった形のPRをしていかなくちゃいけないと思っております。
その一つにもちろん東側があるわけですが、ここで特にブレジネフなどに代表される極端な核均衡論というか核抑止論、具体的には一九八一年二月のソ連共産党二十六大会で展開されたものがもう最悪の内容だと思うのですが、両方の軍事体制のさまざまな武器における均衡、それが平和を保っているのだ、これは本来の社会主義の道からも恐るべき逸脱、許すことのできない逸脱だと私どもは考えております。
(拍手)そればかりか、米ソの核均衡論の立場に立って、アラスカへの核兵器の配備を積極的に主張するに至っては、平和憲法に基づく平和外交のスタンスの枠を逸脱し、非核三原則の国会決議の精神を否定するものと言わざるを得ないのであります。
○土井委員 それは言うことは易しいのですけれども、核均衡論の中で核の脅威というのはどんどん増大していっているのです。核を持たない非核保有国からすると、この現実の問題に対しては、手をこまねいているわけにはいかないということがはっきり問われてきているのですね。
そういう意味で、学校の中で核を教え、平和教育をするわけですから、そういうときの立場として、やはり核均衡論というような立場に偏った教え方はよくないというのがきょうの私の質問の趣旨なんです。幸い、幸いといいますか、均衡の立場に立たないということも局長が言われましたけれども、教科書の問題についてはこれから引き続きさらにやっていきたいと思います。
○政府委員(高石邦男君) 核均衡論という学問的な論があるわけではなくして、核の問題については絶廃するのが人類共通の悩みであるという前提に立ちながらも、核がそういう基本的な願いであるにもかかわらず、なかなか地球上からなくならない理由は何かという際にその説明をつけ加えるのは当然であろうと思うんです。
○吉川春子君 核均衡論というのも一つの立場じゃないんですか。それを普遍化して教科書の中身で、これでなきゃだめだというふうに押しつけるのはなぜかと聞いています。
○吉川春子君 核均衡論という立場で教科書を書かないと検定が通らないというのはなぜなんですか。そこだけ端的にお答えください。
それは今日、いわゆる脅威論であるとか、さらにまた核均衡論、こういった議論や思想の体系というものが具体的に大国の政策の中でもちらほら顔を出すわけであります。
ところが、それじゃ国連の核兵器の不使用及び核戦争の防止の決議についてはなぜ反対したかというと、いわば核均衡論の立場からおっしゃったわけでありますから、そうなると、これは必要悪であって絶対悪じゃなくなるわけですね。
そこで、これは仮定の問題ということに振り戻してしまってもかまいませんが、そういう核均衡論というものが大きくゆらいでくる状態を想定した場合に、いまのような状況を現実の問題としてお考えになった場合に、その場合でも論理としては核武装をお考えにならぬということで四次防を打ち出されるということを明言なさいますか。
私はこの質疑の中で、アジア太平洋圏の未来図にかかわるわが国の安全保障の長期展望、さらに分け入って言うならば、政府、防衛庁の長期防衛戦略、わが国を取り巻く緊張の分析や核均衡論、そこから出てくるいわゆる軍国主議論、また産軍複合体の問題、さらに間接侵略論、さらにまたわれわれの主張する中立保障論、特に永世中立の可能の問題もいろいろお伺いしたいのでありますけれども、問題が抽象的になることを避けて、まず具体的に
長官が二流軍事国というわれわれの国を取り巻く背景なり状況、ここらが長官の言われる核手詰まり論であったり、核均衡論、そして三角形論に五角形論が出てくる。ひとつ聞いておきましょう。五角形論ですね、長官の言われる——英仏というものを除かれた五角形、核保有国である英仏という国々よりも、日本の位置づけによって五角形を組み立てられる現在の世界軍事状況上の理由は何か。
とすれば、核均衡論からくるもの、あるいはわれわれの非武装中立論もいろいろあるわけですけれども、この被爆の、実態というものをあからさまに出すということをおそれる、これを過小にちびちび小出しをしていくというような姿勢というものは、まさか政府にはないと思うのですが、事実は事実として、これを日本国民全部に、あるいは全世界に公表をしていく御態度でなければならぬと思うのですが、この辺を大臣にお尋ねをしたいと思うのです